ありがとさん日記

私の電脳海馬

この子を消すなんて、私にはできない。

とんでもねえ美少女が生まれてしまった.....
末期受験生・雨岸です。ヲタク停止をして漫画を読むことはおろか、長らく絵を書いていませんでした。カクヨムも停止、小説も書いていません。部活にも顔を出してないし、友達にはヲタクを隠しているから、そんな話もしない。

心のどこかで萌えが枯渇していたとき、私のマリーアントワネットが囁きました。

「萌えがないなら自分で供給すればいいじゃない」

思わず手元にあったワークに落書きを始めました。そういえば、昨日の塾で「なんで女子って目元のイラスト描くの?」って言ってた他校の男子いたなあ、と思いながら。

普段輪郭線から始めるのですが、落書きらしく目元から始めました。最初はギャルにしようと考えたのですが、左手が勝手に純朴美少女を描いていました。

やっぱり佳山といい、フワフワショートヘアが好きなんだなあ。この子を16pほどの漫画にしたい。

舞台はどうしよう。湘南の街かな。中学生くらいで、好きな男の子がいる。吹奏楽部で、女の子の友達しかいない。海風香る砂混じりの下駄箱で、気になるあの人の陸上部を少し覗いて帰る。サーフィンはしないタイプかな。家が海の裏にあって、考え事をするとき家を抜け出し海岸沿いに出向く。赤面症がいい。短く揃えた黒髪をいじる癖があるとなおいい。スカートは折らない。友達は多いけど、みんな薄い関係だからなんとも言えない。1人で下校するタイプ。

色々と完成したのはいいのですが、これどうしましょう。提出するワークなんです。

21pにはあまりにも自分好みの女の子がいます。私には彼女を消し去るなんて事できません。そんなのあんまりです。